昨今、ヴィーガンと呼ばれるお肉を一切口にしない「完全菜食主義者」の方が日本でも増えていますよね。
中には「お肉はカラダに悪い!」と言われている方もおり、なんとなく「お肉ってカラダに悪にのかな?」と思っている方もいるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、お肉に含まれている栄養分と、お肉を食べないと起こる良いこと・悪いことをご紹介していきます。
▼この記事の筆者
創業60年の牛すじ製造業者を運営する「国産牛すじ専門店」の執筆担当モモちゃんです。
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お肉には人間に欠かせない栄養分が多く含まれている
お肉に含まれている大切な栄養分は下記の4つです。
・タンパク質
・鉄分
・カルニチン
・オレイン酸
それぞれの栄養分について順番に見ていきましょう。
1.タンパク質
タンパク質は、人間の臓器や筋肉などを作る役割を果たしており、人間が生きていく上で欠かせない成分となります。
このタンパク質は、お肉やチーズなどに多く含まれており、お肉以外だと大豆製品に多く含まれている栄養分です。
2.鉄分・亜鉛
鉄分や亜鉛をはじめとするミネラル分は、人間の免疫力を高めたり、さまざまなエネルギー生産を行うことのできる成分となります。
中でも亜鉛に関しては、酸素の活性化や遺伝子の生成などに必要不可欠な成分ですので、生きていく上で欠かせないものです。
この鉄分・亜鉛は、お肉の中でも赤身に多く含まれている成分となっています。
3.カルニチン
カルニチンは、体に溜まっている脂肪をエネルギーとして効率良く燃焼することができ、脂肪が付きにくく太りにくい体をつくることができる成分となります。
お肉にはカルニチンが含まれており、これが不足すると脂肪が体内に溜まってしまい肥満の原因になることもあるのです。
4.オレイン酸
オレイン酸は、生活習慣病やがんを予防する効果が期待されたり、血液中のコレステロールを正常に保つはたらきのある成分となります。
また、オレイン酸は体内でも酸化しにくい性質を持っていますので、新陳代謝を促す効果や便秘解消などの効果もあるのです。
お肉を食べないと起こる良いこと
お肉を食べないと起こる良いことは下記の2つです。
・消化不良を起こしづらくなる
・発がん率を下げることにつながる
それぞれのメリットについて詳しくご紹介していきます。
1.消化不良を起こしづらくなる
お肉を食べずに、野菜や果物だけを食べると消化時間が大きく減少するので、消化不良が起こりづらくなります。
それぞれの消化時間は下記の通りです。
・お肉の消化時間:12時間〜24時間ほど
・野菜の消化時間:2時間ほど
・果物の消化時間:1時間ほど
消化時間が少なくなると、消化不良が起こりづらくなるだけではなく、消化に必要なエネルギーを消費しなくて済むのでカラダの疲れを感じなくなるなどの効果も期待できます。
2.発がん率を下げることにつながる
お肉に含まれている動物性タンパク質は、腸内に送られると悪玉菌の増殖や腸内環境が悪化する要因となり、これにより大腸がんを起こすリスクが高くなると言われています。
お肉を食べることによるがんのリスクに関しては、IARC(国際ガン研究機関)やWHO(世界保健機関)も認めており、1日あたり50gのお肉を毎日食べると大腸がんのリスクは18%増加しているとも言われているのです。
お肉を食べないと起こる悪いこと
お肉を食べないと起こる悪いことは下記の3つです。
・タンパク質が不足しがちになる
・集中力が低下する
・貧血になりやすくなる
それぞれのデメリットについて詳しくご紹介していきます。
1.タンパク質が不足しがちになる
お肉の中には、人間に身体の中では作り出すことのできない9つの必須アミノ酸が含まれており、この必須アミノ酸が体内で結合することによりタンパク質を作り出すのです。
先ほどもご紹介した通り、タンパク質は人間の身体に欠かせない成分ですので、不足してしまうと不健康にすらなる可能性があります。
2.集中力が低下する
お肉を食べないと、トリプトファンと呼ばれるアミノ酸が生産されません。
トリプトファンなどのアミノ酸は、人間が集中力を保つために必要とされているセロトニンを作るのに必要不可欠な成分となっています。
つまり、お肉を食べないと集中力を保つことが難しくなってしまうのです。
3.貧血になりやすくなる
お肉の赤身には多くの鉄分が含まれており、さらにビタミンやコラーゲンなどの栄養分も豊富に含まれています。
鉄分を中心としたこれらの栄養分が不足してしまうと、上手に血液を生成できずに貧血を起こしてしまう可能性が高くなるのです。
まとめ
この記事ではお肉を食べないと起こる良いこと・悪いことについてご紹介していきました。
お肉と食べることに関して、良いことも悪いこともありますが、これはお肉以外の食品にも共通して同じことが言えます。
つまり、お肉だけ、野菜だけ、の偏った食生活ではなく、すべての食材をバランスよく食べることでより健康な体を作ることができるのです。
あまり神経質になり過ぎないことも大切と言えるでしょう。