私たちの食生活で身近な病気として知られている『メタボリックシンドローム』や『心筋梗塞』などの原因のひとつとして知られているのが脂質の過剰摂取なのです。
脂質自体は悪い成分ではないのですが、過剰に摂取し続けてしまうとカラダに悪影響を与えてしまいます。
厄介なのが、脂質を制限しようとしても、身近にある食品の多くに脂質が含まれており、なかなか摂取しないことが難しいことです。
中でも、高脂質として知られるお肉のなかには、100g食べるだけでも1日の脂質摂取目安を超えてしまうくらいのお肉も存在します。
とはいえ、やはり脂質の過剰には気をつけなければいけません。
そこでこの記事では、脂質を過剰摂取をすると起きてしまうこと、そして脂質の低いお肉をご紹介していきます。
一般的に高タンパク低脂質と言われている鶏肉ではなく、意外な高タンパク低脂質なお肉もご紹介していきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
▼この記事の筆者
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脂質はお肉にもたくさん含まれている?
脂質は、食用油や乳製品、そしてお肉に多く含まれる成分です。
脂質は、摂取しすぎると太ると言われていることや、さまざまな病気の原因となると言われているので、あまり良いイメージを持っている方はいないと思いますが、実は脂質は人間のカラダに需要な炭水化物とタンパク質と並ぶ3大栄養素のひとつであるエネルギー源となります。
つまり、脂質は人間のカラダに必要ですので「脂質は摂りたくない」という考えは間違いなのです。
とはいえ、脂質を摂りすぎると脂肪として体内に蓄積して悪影響を与えてしまうのも事実ですので、摂取する量は調整する必要もあります。
では、脂質を摂りすぎると一体どんな悪影響があるのでしょうか?
脂質の多いお肉を食べすぎるとどうなる?
脂質を過剰に摂取することによって起こる可能性がある悪影響は下記の2つです。
・肥満の原因になる
・悪玉コレステロールが増加する
それぞれの悪影響について詳しくご紹介していきます。
1.肥満の原因になる
脂質を摂取することで最も気になるのは、やはり肥満やメタボリックシンドロームの原因になることでしょう。
肥満の原因は、運動不足やカロリーの過剰摂取などさまざまな要因がありますが、要因のひとつとして脂質の摂りすぎも挙げられます。
2.悪玉コレステロールが増加する
血液の中にある脂質『血中脂質』の中には、悪質コレステロール(LDL)と呼ばれるものがあります。
悪質コレステロールは、通常の量であれば細胞内に取り込まれて悪影響を及ぼしませんが、脂質の過剰摂取などによりその数が増えてしまうと、うまく細胞内に取り込まれず血管壁に沈着・蓄積してしまい、心筋梗塞や脳梗塞などの原因になってしまうのです。
1日どれくらいの脂質を摂取するのがいい?
1日の脂質目標量は男性で約60〜90g、女性で約45〜65gと言われています。
具体的な食品で表すと、脂身つきの豚バラ肉100gあたりの脂質が40gですので、普通に生活していてもすぐに摂取目安を超えてしまうことがわかるはずです。
また、脂質の摂取を控えているつもりでも、食用油や牛乳、スナック菓子など、さまざまな食品に脂質は多く含まれていますので、知らず知らずのうちに脂質を過剰摂取している場合も少なくありません。
ですので、脂質を摂取しすぎないようにするには、日ごろから脂質を意識した食生活を送ることが大切なのです。
脂質が低いお肉をご紹介
一般的にお肉は脂質が多い食品として知られていますが、中には脂質が低いお肉も存在します。
具体的には下記のようなお肉は高タンパク低脂質です。
・鶏ささみ
・鶏もも肉(皮なし)
・鶏むね肉
・豚ヒレ肉
・牛すじ肉
鶏肉は一般的にも高タンパク低脂質なお肉として知られていますが、豚肉や牛肉にも高タンパク低脂質のお肉は存在します。
中でも、牛すじはプルプルとしていて脂質の多そうな見た目をしていますが、実は高タンパク低脂質なお肉となっており、さらにコレステロールも少ないのです。
そして何より、料理のバリエーションが豊富で味も美味しいと文句の付けようがありません。
さらに、体の弾力性や肌のハリを形成するのに欠かせない『コラーゲン』や『エラスチン』が含まれていますので、美容を気にする方にもオススメのお肉です。
まとめ
この記事では、脂質が人間に与える悪影響や脂質の低いお肉についてご紹介していきました。
現状の日本人の食生活ですと、脂質を摂取していないつもりでも多くの食品から摂取していますので、意識的に脂質の摂取を減らすくらいがちょうど良いと言われています。
脂質は人間のカラダには欠かせないエネルギー源ですが、やはり脂質を摂取しすぎるとカラダへの悪影響も大きいので、過剰摂取だけは避けたいものです。
脂質を摂りすぎているなと感じたら、ぜひこの記事でご紹介したお肉を食べてみてください。